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2026-04-30 UrlEdge Editorial2 min read

Firebase終了後のUniversal Links / App Links設定方法

Firebase Dynamic Links終了後に、Universal Links、Android App Links、ストア fallback、ブランドURLをどう組み直すかを実務目線で整理します。

ブランドURLが端末ごとにアプリ、ストア、Webへ分岐する構成を表したカバー画像

古い page.link がまだ QR、広告、メール、ダウンロード導線、紹介フローに残っているなら、今の課題は「Firebaseの代替を探すこと」ではありません。公開リンクを壊さずに、アプリ起動、fallback、計測を立て直すことです。

そのためには、Firebase Dynamic Links が1つにまとめていた役割を分けて考える必要があります。

  1. 公開用のブランドURL
  2. インストール済みアプリの起動
  3. App Store / Google Play / Web への fallback
  4. UTM などのキャンペーン計測

公式の Firebase Dynamic Links FAQ によると、Firebase Dynamic Links は 2025年8月25日 に終了しました。既存リンクがまだキャンペーンやオンボーディングに残っているなら、近い見た目の代替を探すより、リンクレイヤーを整理し直すほうが安全です。

Apple Universal Links は、通常の HTTPS リンクから iOS のインストール済みアプリを開くための仕組みです。成立には次が必要です。

  • ドメインがアプリと関連付けられている
  • capability が正しく設定されている
  • apple-app-site-association が正しく配信されている
  • アプリ側が該当 path を処理できる

Android App Links は Android 側の同等機能です。必要なのは:

  • 検証済みドメイン
  • 正しい manifest 設定
  • 有効な assetlinks.json
  • アプリ側の path 処理

それだけでは足りない部分

Universal Links と App Links だけでは、次は解決しません。

  • desktop fallback
  • アプリ未インストール時の遷移先
  • ブランド付きの共有URL
  • デバイス別ルーティング
  • UTM の維持
  • 一時的なキャンペーン切り替え

ここを担当するのが redirect / routing レイヤーです。

Firebase後の現実的な構成

多くのチームにとって、保守しやすい構成は次です。

go.yourbrand.com/promo
  -> Edgeで端末判定
  -> iPhone かつアプリあり: Universal Link
  -> iPhone かつ未インストール: App Store
  -> Android かつアプリあり: App Link
  -> Android かつ未インストール: Google Play
  -> Desktop: LP、ドキュメント、QR案内ページ

この構成が扱いやすい理由は:

  • ドメインを自社で管理できる
  • fallback を明文化できる
  • マーケティングは1本のきれいなURLを配れる
  • mobile / growth / web で同じ実フローをテストできる

つまずきやすいのは検証ファイル

実務で詰まりやすいのは、仕組みの理解よりも次の配信です。

  • apple-app-site-association
  • assetlinks.json

Shopify、Webflow、Wix、制約の強い CMS などを使っていると、root や .well-known に必要なファイルを置くのが面倒になりがちです。

その点で UrlEdge は実務に寄せやすいです。custom response を使えば、こうした検証ファイルを Edge から返せるため、別の公開フローを増やさずに済みます。

実務向けの移行手順

1. まず公開リンクを棚卸しする

確認対象は:

  • 広告リンク
  • QR コード
  • ダウンロードボタン
  • ライフサイクルメール
  • サポートページ
  • SNS のプロフィール導線
  • 紹介フロー

2. アプリ起動と fallback を分けて定義する

各リンクについて、次を決めます。

  1. アプリが入っていれば開くべきか
  2. 未インストールなら store に送るか web に送るか
  3. desktop は何を見せるか
  4. UTM を残す必要があるか

3. 公開用の正規ドメインを決める

候補はたとえば:

  • go.yourbrand.com
  • app.yourbrand.com
  • links.yourbrand.com

こうしておくと、今後 stack が変わっても公開リンクの主導権を失いにくくなります。

4. 検証ファイルを正しく配信する

必ず公式ドキュメントで確認してください。

ここが崩れていると、redirect が動いていても native app opening は安定しません。

5. fallback を明示的に設計する

たとえば:

  • iOS でアプリあり -> app
  • iOS でアプリなし -> App Store
  • Android でアプリあり -> app
  • Android でアプリなし -> Google Play
  • desktop -> LP または QR handoff

この部分を曖昧にしないことが大事です。

6. 実際の流入環境でテストする

少なくとも次は見てください。

  • iPhone Safari
  • Android Chrome
  • SNS やメッセージアプリの in-app browser
  • desktop
  • QR スキャン
  • UTM 付きリンク

ここで初めて、「リンクは返る」と「体験として正しい」の差が見えます。

よくある失敗

Device routing だけで十分だと思う

違います。routing は行き先を選びます。Universal Links / App Links は OS レベルの信頼された起動を担います。

desktop を後回しにする

desktop fallback が弱いと、サポート、ドキュメント、営業資料、QR の回遊で破綻しやすくなります。

UTM を落とす

広告、メール、QR、SNS から来るリンクなら、計測パラメータは意図的に保持すべきです。

レイヤーを増やしすぎる

shortener、古い redirect、LP の中継が増えるほど、障害調査が遅くなります。

UrlEdge が向いている場面

UrlEdge は次を1つの流れで管理したいときに相性がいいです。

  • ブランドURL
  • デバイス別ルーティング
  • store / web fallback
  • UTM の維持
  • クリック計測
  • 検証ファイルの Edge 配信

モバイル attribution 全体を置き換える道具ではありません。ただ、公開リンクと fallback という、もっとも目に見える部分の制御を取り戻せます。

まとめ

Firebase Dynamic Links の後に必要なのは、別の魔法の箱ではなく、整理された構成です。

  • ブランドURL
  • デバイス別ルーティング
  • 正しく検証された Universal Links と App Links
  • 明示的な fallback
  • 維持されるキャンペーンパラメータ

派手さは減りますが、運用はかなり安定します。

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